小さな八百屋さんはまだあって だけどもう呼び込みをしない
看板ネコもうずくまって 耳だけであいさつを返す
パンくずくれるあの店は 何軒向こうだったかな
尋ねれば速いけど 真実を聞くのは怖いのさ
過去にも未来にも 人は行けやしないんだ
でもそんなのって幻想な気もするよ
この並木道は あの日の公園へと続いている
とんでもない何かを 信じてた僕へ
愛と同じように大切な栄養素があって
木漏れ日が射すとき ちょっと視えるような気がするんだ
小さな子供が可愛いと思って そんな仕事に憧れてた
生意気な子が増えて 現実はそう甘くはない
大人がすべきことは あれこれ規制することじゃなく
子どもの無謀な挑戦を見守ってやること
この並木道は あの日の冒険へと続いている
途方もない何かに 憧れてた僕へ
同じ過ちを繰り返してしまわないために
木陰の下のベンチで 僕は静かにそれを眺めている
今の僕じゃくぐれない 生垣のトンネルがまだある
新世代のガキ大将が・・・おてんばガールにせっつかれてくぐる
何かが終わっていくんだろうなと 切なくなった僕を
少女はトンネルの奥から こっちへおいでと呼んだ
この並木道は あの日の公園へと続いている
とんでもない何かを 信じてた僕へ
愛と同じように大切な試練があって
スーツなんて着てしまうから 通れなくなっちまうんだ
この並木道は あの日の冒険へと続いている
途方もない何かに 憧れてた僕へ
同じ過ちを繰り返してしまわないために
木陰の下のベンチから 僕は飛び出していくんだ
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