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執筆者の写真さと

コンバース

コンバース


どこまでも続きそうな この若い緑も いつしか深みを帯びて

永遠を刻めない 限りある青春(じかん)に気付けば 

じっとしていられないだろう?


あの映画と同じ景色が見たくて ボクらは集まった

叱られた時の言い訳なんか 考えないで旅立ったんだ


 泥だらけのコンバースに 願いを込めて

 いばら径でも 崖っぷちも 振り向かないように   

泉のように涌いてくる「根拠のない自信」が

 時には何より頼もしく思う   

いつまでも続きそうな 夏の青い空に 誰かが墨をこぼした


この先に何もないことぐらい うすうす気付いてるんだ

ハリボテの感動じゃ 残りのパズルは埋まらないんだよ!


 かかとを踏んだコンバースに 時にはつまづいて

 信じたものが 容赦なくキバをむいても

 軽はずみな「絶交!!」なんて 今すぐに取り消して

 ボクにはキミしかいないんダカラ!

 

“夢中で何かを探そうとしている自分”

それこそが何よりも素晴らしい景色だと 

気付くのは他でもなく

ボクを優しく見守る もう一人の“僕”だった

 泥だらけのユニフォームに プライド込めて

 影の努力を 涙を キミが笑っても

 飛び越していく天才に「またネ!」と手を振るよ

 待ってて! いつかはそこに行くから

  

 泥だらけのコンバースに 願いを込めて  

 いばら径でも 崖っぷちも 振り向かないように

 意味アリげに途切れてる けもの径の向こうに 

 走っていく妖精は幻じゃなく…

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