top of page
執筆者の写真さと

目的地は

目的地は


窓にもたれかかって眠る君は 少し疲れた顔してるようだ

連れてきて良かったのだろうか 時々不安になる

他の人との旅なら 今ごろジャグジーのお風呂だろう


「眠るまで」と言われた手を そっと離してみる

微かな寝言も漏らさずに 君はまだ握り返す


 幸せの形など人それぞれなのだから

 僕の好きな風景を 君がどう感じるかは知らない


いつの間にかすっかり日に焼けて それとも砂ぼこりか

白かった頬が夏休みの少女のよう かわいそうにも思う

他の人との旅なら 珍しい美容液でも買っていよう


「何も持たずに」と挑んだ君は むしろ何かを手放し

微かな不満も漏らさずに ずっと笑っている


 人の本音(きもち)などわかりようもないから

 この道が正解か バスが停まっても知らない


身長差が30センチもあったら

完全に同じ風景は見れないんだよ

僕の愛するものが 君にも伝わるんだろうか


 幸せの形など人それぞれなのだから

 僕の好きな時間を 君がどう感じるかは知らない


 何に乗ってどこに行きたいか 君が決めてごらん

 なんだっていいんだ 君の幸せが目的地だから


閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

書きかけの詩(うた)

書きかけの詩(うた)が 止まったままで 「忙しいからいいんだ」と笑う 良かったねって 言ったらいいのか 国語のテストより難しい   みんなが君を褒めたたえるけど その中身は少しずつ違ってて    「わかってる 何が大切かは」  君の言葉を信じるしかない...

待った?

君が弾くとアコギも 何でそんなカッコいいんだ 自分の世界に 二人の世界に浸ってるから   美しいものは 遠くにない そう思えるのは そうだ・・・    少し 寂しそうだよ  笑顔の余韻のあたりが  少し 寂しそうだよ  少しだけ 少しだけ  ...

意味がわかってきた

この小さな手は ピアノに嫌われている でも 私はピアノを 愛し続けてみる   あぁ 意味がわかってきたイノセント・ワールド    ささやくだけで美しいなら  人は 小鳥にもなれる  いつか 小鳥に戻れる   スマホのスピーカーは ベースを無視している...

댓글


bottom of page